JR東海エクスプレス・カードは東海道新幹線の利便性がグッと上がる

クレジットカード

JR東海のエクスプレス・カード(EXPRESS CARD)は、名前のとおり東海道新幹線を年に何度か利用する機会があれば、かなり利便性・お得感を感じることができるクレジットカードです。

JR東海エクスプレス・カード

クレジットカードとして利用した場合のポイント還元率などについては、そもそも還元目当てで作るようなカードではないこともありますが、各所のカード専門サイトに詳しく載っているためここでは割愛します。

主にJR東海エクスプレス・カードを作ると利用できる新幹線予約に関するメリット、利便性について触れていきます。

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JR東海エクスプレス・カードの特徴

このカードの大きな特徴は、東海道新幹線の料金が割引になること、パソコンやスマートフォンから簡単にチケットの予約や時間変更、キャンセルが行えること、乗車券を発券してもらわずEX-ICというICカードで乗車できることの3つです。

東海道新幹線

以下、それぞれ詳しく触れていきます。

エクスプレス予約で東海道新幹線に割引で乗車できる

エクスプレス・カードの一番の特徴は、JR東海のエクスプレス予約(会員制のネット予約)を利用することで、東海道新幹線(山陽新幹線)に割引料金で乗車できることです。

エクスプレス予約

運賃、予約割引商品やキャンペーン等は時期によって変わりますが、この記事を公開した時点におけるIC早得タイプ21」という割引を利用すると、例えばのぞみ普通車指定席の場合で以下のような割引料金が適用されます。

通常の料金 IC早得タイプ21 割引差額
新横浜から名古屋 10,450円 8,600円 ▲1,850円
新横浜から新大阪 14,120円 10,900円 ▲3,220円
新横浜から広島 18,760円 14,000円 ▲4,760円

JR東海エクスプレス・カードは年会費1,080エンが発生するクレジットカードですが、もし新横浜から名古屋まで年1回でも新幹線で移動する機会があれば、それだけで年会費の元が取れてしまうことになります。

新幹線のりば

もっとも、IC早得タイプ21という商品は乗車日の21日前までに予約を入れておかなければならないので、前もって旅行の計画を立てるときには利用しやすくても、急な出張など仕事には利用しにくいケースも多いです。

そんなときは、エクスプレス予約の会員なら早期割引ではなく「EX-ICサービス」という通常料金でも、新幹線を割引料金で利用することができます。(この記事を公開した時点の料金です

通常の料金 EX-ICサービス 割引差額
新横浜から名古屋 10,450円 9,460円 ▲990円
新横浜から新大阪 14,120円 13,040円 ▲1,080円
新横浜から広島 18,760円 17,340円 ▲1,420円

個人的には21日前に予約を入れて新幹線を利用する機会はほとんどなく、通常のEX-ICサービスで関西圏へ出張するか、または主にひかり号の利用を前提として3日前までの予約でも割り引きとなる「IC早得タイプB」というサービスを活用しています。(タイプBの山陽新幹線区間は新神戸まで)

通常の料金 IC早得タイプB 割引差額
新横浜から名古屋 10,450円 9,120円 ▲1,330円
新横浜から新大阪 14,120円 12,010円 ▲2,110円
新横浜から新神戸 14,770円 12,330円 ▲2,440円

IC早得タイプBなら、割引が適用される列車が「ひかり」号と一部の「のぞみ」号に制限されますが、3日前までの予約でそれなりの割引が適用されるので便利です。

パソコンやスマートフォンから簡単に予約ができる

エクスプレスカードの二番目の特徴は、エクスプレス予約を利用することでパソコンやスマートフォンから、簡単に東海道(山陽)新幹線のチケットを予約することができることです。

むしろこのネット普及時代に、このサービスは一般サービスとして解放されていてもおかしくないレベルだと思いますが、どこにいてもすぐ新幹線の空席情報やチケットを確保できるのは、とにかく便利です。
※2017年9月から「スマートEX」というサービスが始まり、これを利用することで他のクレジットカードを使用しつつ年会費なく新幹線のネット予約が可能になるようです。

以下はパソコンで予約する場合の、実際の画面です。まず日時と乗車駅、降車駅、乗車人数などを指定します。

次に、指定した時間帯の新幹線が一覧で表示されるので、乗りたい列車を選択します。購入するのが自由席のときは、どの列車を選択しても問題ありません。

その時点で予約可能な商品が表示されるので、チェックボックスにチェックを入れて「座席表を見る」ボタンをクリックします。自由席の場合は、ここで「EX-IC自由席」にチェックを入れれば、指定した日のすべての列車の自由席が対象となります(予約システムの都合で時間や列車を指定しますが、実際に乗る列車はその日どの列車でも自由席なら構いません)

空席が〇で表示されるので、座りたい号車や席の場所を選択します。この辺の流れは、駅の券売機で予約する場合と同じですね。

乗車駅、降車駅、列車、場所等を確認して、間違いがなければ「OK(予約する)」ボタンをクリック。これで東海道新幹線の予約が完了です。

スマートフォンで予約する場合も、画面がスマートフォン用のデザイン・配置になっている他は、パソコンと同じ流れで予約できます。

スマートフォンからのエクスプレス予約

私はiPhone7にアプリを導入して使っていますが、最近のiPhoneならTouch IDによるログインが可能なので、新幹線停車駅に向いながら在来線の車内で新幹線の予約が(パスワードの入力なしに)サクッと完了してしまいます。ほんとに楽。

チケットを受け取らず乗車可能(ICカード)

エクスプレス・カードの第三の特徴は、EX-ICカードの利用で「チケットを受け取らず新幹線に乗車できる」ことです。

すぐ上で触れたスマートフォンアプリのエクスプレス予約と組み合わせれば、新幹線へ向かう在来線の車内等で予約を入れて、新幹線停車駅に漬いたらチケットの発券なしに携帯しているEX-ICカードでそのまま入場・乗車が可能です。

私は関西圏の出張の他、新横浜~品川間、新横浜~東京間を結構頻繁に利用する機会があるのですが、アプリ予約とEX-ICカードの組み合わせは無駄な乗り換え時間が一切発生せず、より早く楽に往復できるので重宝しています。

グリーンプログラムと商用施設での優待割引

以上がJR東海エクスプレス・カードの主な長所ですです。

実は2017年の秋から、JR東海エクスプレス・カードと同じ条件・環境で新幹線の予約ができるクレジットカード増える(JR東海プラスEXサービスがJR東海エクスプレス予約に統合され、割引率なども改善される)ようなので、この記事で触れたサービスは他のエクスプレス予約対応クレジットカードでも、同じように使えることになります。

ということは、JR東海エクスプレス・カードを作らずとも、既に所持しているクレジットカードがエクスプレス予約に対応するならそのカードを、また新たにエクスプレス予約に対応したカードを作る場合でもポイント還元率など利点の多いカードを選択するほうが、手間も少なくメリットも大きい可能性が高くなります。

そうなると、JR東海エクスプレス・カードだからこそ、といえる長所はグリーンプログラム(ポイントを貯めて使うと普通車指定席の料金でグリーン車を利用できる)くらいしか残らないかもしれません。

JR東海エクスプレス・カードには新幹線停車駅の駅ビルなどで受けられる優待割引制度もありますが、これははEX-ICカードやプラスEXカードでも恩恵を受けられるため、オンリーワンな特徴というわけではありません。

商用施設での優待割引については、たとえば新横浜駅など新幹線停車駅の駅ビルなどを頻繁に利用することのある人(つまり私ですが)にとっては、飲食や土産物が安価に購入できるため意外と使える特典です。

キュービックプラザ(新横浜駅の駅ビル)で利用できる割引サービス

サッと関西圏に移動して着いた駅で急ぎ食事を取るとき、あまり店舗を選んでいる余裕もありません。そんなとき、エクスプレス・カードで割引のある店舗が駅ビル・駅周辺に多々あれば、そこから選択するのが気分的にも時間的にも余裕を持てるため気楽です。

他のエクスプレス予約対応クレジットカードとの差が少なくなるこの秋以降、JR東海エクスプレス・カードならではの優待割引として、このあたりをより拡充してもらえると「新幹線のためのカード」としての個性が残りそうですが、さてどうなるでしょうか。

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