マイルを貯めやすいカードの筆頭格「ANA VISA(マスター)ワイドゴールドカード」

ANA VISAワイドゴールド(家族カード) クレジットカード

ANA VISAワイドゴールドカードは、普段の買い物等に利用することでANAマイルを貯めるクレジットカードとして、まず筆頭に挙がることの多いカードです。

今回はANAの一般カードとも比較しつつ、「マイルを貯めやすい」理由を中心に、このクレジットカードの特徴を見ていきたいと思います。

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ANAマイルを貯めやすいカード

ANA VISAワイドゴールドカードは、三井住友カードとANAが提携して発行しているクレジットカードの一つです。

このカードを利用することで、1,000円(税込)につき1ポイントのワールドプレゼントという三井住友カードの通常ポイントが貯まります。このワールドプレゼントの1ポイントは10(ANA)マイルに交換できるので、1マイル1円で計算するなら基本的な還元率は1パーセントになります。

じょな
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(ワールドプレゼント)1,000円=1ポイント=10マイル

0.5%以下の還元率のカードを使っていると、1%近い還元率のカードは倍の早さで貯まることになるため、「やけにポイントが貯まるな」という実感が湧きますね。

ANA VISA(マスター)ワイドゴールドカードならではの特徴

ANAマイルへの還元率が実質1パーセント以上となるカードは他社ゴールドカードを中心に存在しますが、

  1. 年会費を抑える仕組みが存在すること
  2. ちょっとした工夫でさらにANAマイルへの還元率を上げられること
  3. 年間の利用額によってボーナスポイントが獲得できること(結果、マイル還元率がさらに上昇すること)

などがANA VISA(マスター)ワイドゴールドカードの特徴となっています。

以下それぞれの特徴について、詳しく触れます。

1)マイ・ペイすリボの登録で年会費から3,500円が割引

まず1つめの特徴として、ANA VISA ワイドゴールドカードはマイ・ペイすリボの登録と年1回以上のカード利用で、年会費から3,500円(税抜)が割り引かれる仕組みになっています。

「マイ・ペイすリボ」は三井住友カード系のリボ払いの名称です。「マイ・ペイすリボ」を設定することによって、カード利用のほぼすべてをリボ払いへと放り込む仕組みです。

税抜14,000円+税 → 税抜10,500円+税 (税抜3,500円+税割引)

他のANAゴールドカードより年会費を低く抑えられる

ダイナースやアメリカン・エキスプレスのANAゴールドカードは年会費30,000円前後なのに対して、VISA(マスタ-)やJCBのANAゴールドカードなら15,000円前後です。後者いずれかのカードを選択することで、ANAカードとしての維持費を半額程度に抑えることができます。

そして維持費を抑えられるVISAとJCBのうち、ANA JCBカードにはリボ払いによる年会費の割引制度がありません。その結果、ANA VISAワイドゴールドカードは維持費の面でメリットのあるANAカードとなります。

なお、三井住友系のカードの大半は、カード利用額明細をウェブにすることで(WEB明細の利用で)、これは翌年度以降ですがカード年会費がさらに割引されます。

税抜14,000円+税 → 税抜13,000円+税 (税抜1,000円+税割引)

ANA VISA ワイドゴールドカードは、2つの年会費割引を合わせることで、税抜では10,000円を切る維持費でANAゴールドカードの所有が可能です。

(本会員)税抜14,000円+税 → 税抜9,500円+税 (税抜4,500円+税割引)

リボ払いは嫌だけどカード年会費は抑えたいとき

とはいえ、普段の買い物等をできるだけANAカードに集約してマイルを貯めようというとき、それを全てリボ払いにすると手数料が多額に発生してしまい、マイルでお得など言っている場合ではなくなってしまいます。

その点は、マイ・ペイすリボの最低お支払い金額を、リボ払いの利用可能枠いっぱいに指定してしまえば解決できます。仮にリボ払いの利用可能枠が100万円なら、最低お支払い金額も100万円に設定してしまうことで、リボ払い手数料の発生を回避しつつ年会費の割引を受けられます。

つまり、いったんはリボ払いの枠へすべて放り込むものの、毎月すべて支払終わってしまうことによって、実質的には1回払いと同じ結果にするということですね。

マイ・ペイすリボの増額

ただし、リボ払い利用可能枠いっぱいまで最低お支払金額を設定してしまうと、後述のリボ払い手数料発生を条件とするボーナスポイントをもらえなくなってしまうので、最大限ANAマイルを貯めたいという人なら、その点は注意には注意を要します。

2)リボ払い手数料の発生によるボーナスポイントの獲得

ANA VISA ワイドゴールドカードの2つめの特徴は、リボ払い手数料の発生によるボーナスポイントの獲得です。リボ払いの手数料が少しでも発生している月は、1,000円ごとに1Pのボーナスポイントが付与されます。

ボーナスポイントは前述のワールドプレゼントのポイントとは異なり、マイルへ移行する場合は1Pあたり3マイルの換算です。

じょな
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(ボーナスポイント)1,000円=1ポイント=3マイル

このボーナスポイント付与による3%のマイル還元と合わせると、ANA VISA(マスター)ワイドゴールドカードは、全体で1.3%のマイル還元率を達成できるカードとなります。

0.3%は小さな違いにも思えますが、年間100万円単位でクレジットカード決済を利用することができれば、10,000マイルもらえるか13,000マイルもらえるか、30,000マイルもらえるか39,000マイルもらえるかといった結構大きな違いが生じます。

リボ払いの手数料を最低限に抑えたいとき

しかし「マイ・ペイすリボ」の登録によって、カード利用額の全額がリボ払いに組み込まれてしまうと、毎月のリボ手数料が大変なことになってしまいますよね。

そのため、このカードをマイル還元率の高いカードとして活用するときは、その月の請求が来た後で、リボ払いの増額変更を行って最低限の金利しか発生しないように調整する手順をとることになります。

  1. 請求の額が確定
  2. リボ払いの増額を行、最低限の金利が発生する額に調整

引落口座に指定している銀行によっては、リボ払いの増額返済の反映が間に合わないこともあるようです。また、リボ払いとする額をあまりに少額に設定してしまうと、手数料が発生せずボーナスポイント無しの事態もありえます。

毎月、リボ払いの額を調整して手数料・ボーナスポイントの発生を狙うなら、このあたりは多少気をつける必要があります。

じょな
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ちなみに、私はこのリボ払い手数料によるボーナスポイント発生(それに基づくマイル還元率0.3%の上昇)は、面倒なので「一切行わない」という判断に至っています。

3)年間の利用額に応じたボーナスポイントの獲得

ANA VISA(マスター)ワイドゴールドカードの特徴の3つめは、前年度(2月~1月)の年間利用額に応じたボーナスポイントの獲得が可能なことです。

ステージ ゴールドカード
V1 50万円利用で100ポイント
以降10万円ごとに20ポイント
V2 50万円利用で150ポイント
以降10万円ごとに30ポイント
V3 50万円利用で300ポイント
以降10万円ごとに60ポイント

ANA VISA(マスター)ワイドゴールドの場合、前年度50万円以上がV1、100万円以上がV2、300万円以上がV3ステージに区分されますから、年間300万円以上をこのカードで決済することができれば、もっとも高いマイル還元率を狙えます。

こちらも得られるポイントは「ボーナスポイント」のほうはので、マイルへの還元率は3%になります。

じょな
じょな

(ボーナスポイント)1,000円=1ポイント=3マイル

ただし、よりマイル還元率を上げるためにボーナスポイントは、いわゆる「ソラチカルート」でマイルへと移行させるマイラーさんも多いですね。その場合は多少還元率が上昇しますが、ここではソラチカルートの説明は省略します。

飛行機

ANA VISAワイド「ゴールド」カードである必要性

以上3つの特徴を中心として、比較的安価に、マイル還元率の高いゴールドカードが所有できることから、ANA VISA(マスター)ワイドゴールドカードは、マイルを貯める際に人気のカードとなっています。

もっとも、マイルを貯める主流は現在のところポイントサイトを利用してポイントを貯めて、それをマイルへと移行する流れがメインストリートであり、クレジットカード決済でポイントを貯めてのマイル移行は、どちらかといえばサブルートといえるかもしれません。

サブルートとはいえ、マイルを貯められるところでは無駄なく貯めておきたい。そんな要望に適したカードがANA VISA(マスター)ワイドゴールドであるわけですが、でもサブルートならわざわざ高い年会費を払って「ゴールド」カードにする必要もないかも?あまり細かい還元率まで突き詰めて考える必要もないかも?

そんな思いがよぎる方もいらっしゃるかと。

ANA VISAワイドゴールド(家族カード)

ゴールドカードと一般カードの比較

では年会費の他に、両カードにはどのような違いがあるでしょうか。主な相違点を表にまとめると、以下のようになります。

ANA VISAカード ゴールドカード 一般カード
年会費 税抜14,000円+税 税抜2,000円+税
(初年度無料)
家族カード 税抜4,000円+税 税抜1,000円+税
(初年度無料)
年会費割引 本会員4,500円(+税)割引 ※1
家族会員1,500円(+税)割引 ※1
本会員975円(+税)割引 ※2
家族会員525円(+税)割引 ※2
マイル還元率 1% 1%
移行手数料 無料 税抜6,000円+税 ※3
4月1日から3月31日までの年度ごと
継続ボーナス 2,000マイル 1,000マイル
フライトボーナス 25% 10%
国内便遅延保証 あり なし
海外旅行保険 傷害・最高額 5,000万円 傷害・最高額 1,000万円
国内旅行保険 傷害・最高額 5,000万円
ショッピング保険 年間300万円まで 年間100万円まで
※海外利用及び国内リボ・分割

※1 WEB明細書とマイ・ペイすリボの組み合わせで
※2 マイ・ペイすリボの設定で
※3 10マイルコースの場合。5マイルコースは無料。

ゴールドも一般もショッピングでの還元率は同じ

基本のマイル還元率は、ゴールドでも一般でも変わらず「1%」です。そこで「まずはマイルの貯蓄を目的として、クレジットカードでポイントを貯めていこうかな」と気軽に始めるなら、無理にゴールドにする必要はなさそうです。特に年間の決済額がそれほど高くなければ、年会費分がマイル還元において邪魔になってしまいます。

とはいえANAカードをゴールドで作る意味はもっと精神的なところ、ANAマイルを貯める決意表明のような意味あいもありますね。

「私はこれからANAマイルを貯めるんだ!そして海外(国内)旅行を楽しむんだ!」という景気づけにする。継続ボーナスやステージボーナスでよりANAマイルとの繋がりが強く、いざというとき保険も充実しているゴールドカードを選択することで、今後のマイル貯蓄の決意を表明する面も大きいのかなと。

なんだかんだ、やはり「ゴールド」のほうが一般カードよりも利用限度額も大きいので、日々の買い物をカード払いに集約していく上で使いやすいことは確かです。年間にクレジット決済額が一定以上あり、それをANA VISAカードに集約していこうというのであれば、ゴールドは選択としてありだと思います。

飛行機の利用が多ければ、もちろん最初からゴールドもあり

そしてフライトボーナスの差も大きいので、飛行機を日常的に利用する人なら最初からゴールドにしておくメリットがありますね。

じょな
じょな

さらに、SFCカードを視野に入れてANAカードを作るなら、最初からゴールドを発行して後日の審査否決を回避したいという狙いもあるでしょう。

一般カードとゴールドカードのステージボーナスポイントの違い

ステージによるボーナスポイントも、一般カードとゴールドカードでは異なる点なので、「長く使っていく」という視点でもゴールドカードにはメリットがあります。

ステージ ゴールドカード 一般カード
V1 50万円利用で100ポイント
以降10万円ごとに20ポイント
50万円利用で50ポイント
以降10万円ごとに10ポイント
V2 50万円利用で150ポイント
以降10万円ごとに30ポイント
50万円利用で75ポイント
以降10万円ごとに15ポイント
V3 50万円利用で300ポイント
以降10万円ごとに60ポイント
50万円利用で150ポイント
以降10万円ごとに30ポイント

ANA VISA(マスター)ワイドカード

上では一般カードとゴールドカードを比較しましたが、ANA VISA(マスター)カードには他に中間の(一般の)「ワイド」もあります。

しかし「ワイド」に10マイルコースを設定すると年会費がゴールドと変わらなくなってしまうので、よほど「ワイド」がピタッとはまる状況でもない限り、一般かゴールドから選択するのが無難です。よって、ここでは「ワイド」との比較は省略しました。

Apple PayではiDとして登録・利用が可能

ANA VISA(マスター)ワイドゴールドカードは、Apple Payに登録すると他の三井住友VISAカード同様、iDとして認識され利用することができます。

ANA VISAワイドゴールドカードをApple Payに登録

ANA VISAワイドゴールドはカード自体にもiDが搭載されていますが、財布からカードを取り出すよりもiPhoneを取り出すほうが手軽というシーンも多いので、Apple Payに登録しておくとより便利ですよね。

三井住友カードを既に所有している場合の発行と利用限度額

三井住友カードが発行しているカードは、複数枚所持しても利用限度額は各カードの合計額にはならず、

それぞれのご利用カードのご利用枠の範囲内かつすべてのカードの利用金額の合計が合算ご利用枠

という扱いになります。

つまり利用限度額50万円の三井住友VISAカードと利用限度額100万円のANA VISA(マスター)ワイドゴールドカードを所有しているときでも、たとえば前者の三井住友VISAカードで利用限度額いっぱい50万円を使い切っている状況では、ANA VISAワイドゴールドの利用限度額が100万円あったとしても、残り50万円の枠でしか利用できないことになります。

ANAマイルにポイントを集約していくことを考えると、ANA VISA(マスター)ゴールドを集中的に使っていくことになるため、他カードの利用額との兼ね合いを考えなければならないシチュエーションというのはあまり生じません。

が、既に他の三井住友系カードを活用している状況で、加えてANA VISA ワイドゴールドカードを作るときには、利用限度額に多少気をつける必要があります。

じょな
じょな

三井住友カードのクレジットカードは、審査さえクリアできれば複数枚所持することもできます。ANA VISAワイドゴールドと相性が良さそうなカードとしては、他にANA VISA SuicaやヒルトンHオナースカードなどがありますので、必要に応じてそれらを組み合わせることで、よりマイルを貯めやすく旅行もしやすい環境を整えることができますね。

カード発行時はマイ友プログラムとポイントサイトを経由しよう

ANA VISA(マスター)ワイドゴールドカードを作るときは、既にANAマイレージクラブの会員となっている人から招待を受けるかたちで作成すると、紹介者と新規作成者ともに一定のANAマイルをもらうことができます。身近にANAマイレージクラブの会員がいれば、その方から紹介してもらいましょう。

そして紹介者から教えてもらった情報で「マイ友」登録を行った上で、さらにハピタスなどのポイントサイトを経由してANA VISAワイドゴールドカードを作成することで、ポイントサイトのポイントも合わせて獲得することができます。(後日、ポイントが貯まったらこれもマイルに移行することで一元化できます)

日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス

ワイドゴールドカードの場合、上記2つの手順を踏むことによって、クレジットカード作成当初から数千マイル分のポイントを追加で取得することができます。

じょな
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以上、今回はマイルを貯めやすいカードの筆頭格としての「ANA VISA(マスター)ワイドゴールドカード」の特徴でした。