JCB一般カードと三井住友VISAクラシックカードの比較

JCB一般カードと三井住友VISAクラシックカード クレジットカード

JCB一般カードと三井住友VISAクラシックカード。JCBブランドのもっともベーシックなカードと、国内VISAブランドのもっともベーシックなカードの間には、どのような違いがあるのでしょうか。

旅行保険やショッピング補償、ポイント制度などのスペック的な比較はできるだけ後回しにして、実際に生活で利用したときに感じる違いなどを中心にまとめてみました。

JCBとVISAという国際ブランドの違い

一番の違いは、もう上で書いちゃってますが、クレジットカードの国際ブランドがJCBなのかVISAなのかという点ですね。

クレジットカードが使える加盟店数などから、海外で使うならVISA(またはMaster)、国内で使うならJCBといわれることもありましたが、2018年の現在ではどうでしょう。「海外で使うならVISA(またはMaster)」という部分は変わっていませんが、国内でもVISAやMasterCardに対応している店舗は格段に増えましたよね。

むしろ、今なら「海外も国内も、とりあえずVISA(またはMaster)」といっても過言ではない状況かもしれません。加盟店手数料の関係から、小規模事業者はVISA、Masterの決済システムを導入する傾向が強く、手数料がそれより少し高めのJCBは導入を見送られるケースも多いです。

じょな
じょな

ワタシは仕事で事業者の立場からもクレジット決済を導入してますが、導入の手間や手数料の違いを考えて「もうVISAとMasterだけで事足りるかな?」と思ったこともあります。

事業者・店舗側で、モバイル端末等を利用した簡易な決済システム(Squareなど)を導入する場合にも、デフォルトではVISAとMasterに対応していて、JCBやAMEXでの決済に対応するためには別途審査を要します。

じょな
じょな

お店で支払おうとして「JCBだけ使えません」と言われたことは何回かあります(特にSquareが導入されている店舗)。逆に「JCBのみ使えます」は今のところ1回だけかな。

ただし、日本国内の加盟店数ではまだまだJCBは少なくないので、VISAが使える店舗では同様にJCBも使えることが多いです。また、海外でも日本人がよく旅行先とする国では、VISAではなくJCBのほうが便利に使えることも多いようですね。

電子マネーやApple Payの違い

最近では、日本国内で使う場合にはJCBかVISAかという国際ブランドの違いよりも、どの電子マネーが使えるのかという違いのほうが、実際の使い勝手に影響することも多いです。

iPhone8 PlusとiPhone7 Plus

JCB一般カードは、カードに搭載するにしろApple Pay等に登録するにしろ、使える電子マネーはQUICPayになります。一方、三井住友VISAクラシックカードのほうは、カード搭載もApple Payも使える電子マネーはiDになります。

以前はiDのほうがQUICPayより使える店舗が多かったのですが、Apple PayでQUICPayが利用可能になって以降、QUICPayのほうも利用可能店舗が一気に拡大した印象です。

電子マネーに関しては、現状、クレジットカードの国際ブランドの違い以上に使える店舗、使えない店舗が分かれています。そのため、QUICPayしか使えない、iDしか使えないといった状況に陥ることも多々あります。

Apple Payに関しては、ウェブ決済や直接のSuica(iPhone内の)チャージが可能なことから、三井住友VISAカードよりもJCBカードのほうが「若干」使い勝手は良いです。

じょな
じょな

VISAもSuicaアプリに登録すれば、iPhone内でチャージできるので、それほど大きな違いは感じないかな。

カードデザインの違い

JCB一般カードと三井住友VISAクラシックカード、いずれもクレジットカードのデザインはシンプルで飽きの来ないものになっています。

ただ、JCB一般カードのほうが、デザインに関しては好き嫌いが分かれる傾向にありますね。枯山水をイメージした背景のラインが、微妙だなと感じる人もいらっしゃるようです。

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そんな声に応えてか、JCB一般カードはウェブサイト経由での申込みであれば、よりシンプルなデザインのカードを選択できるようになりました。

去年追加されたJCBカードWも、ウェブ限定デザインのほうを踏襲しています。今後は枯山水ではないデザインのほうが主流になるのかな?

三井住友VISAクラシックカードは、前面上部にパルテノン神殿が鎮座するデザインです。個人的にはゴールドより、クラシックのほうが落ち着いた印象なので好きです。

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発行に要する日数の違い

これはカードを実際に使い始める以前の違いですが、JCB一般カードのほうが三井住友VISAクラシックカードよりも発行にかかる日数・期間が短いです。

ウェブからの申込みで、かつウェブ限定デザインを選択することが前提となりますが、JCBは「最短即日発行」を謳っているので、できるだけ短期間でクレジットカードを発行したいときには検討候補として有力です。

対して、三井住友VISAクラシックカードのほうは「最短3営業日以内の発行」となっており、こちらも他のクレジットカードと比較するとそれなりに短い期間になっています。

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上位カードの違い

JCB一般カードと三井住友VISAクラシックカードの大きな違いの一つは、上位カードの違いかもしれません。

JCB一般カードからは、JCBゴールドカード、JCBプラチナカード、JCB THE CLASSといった上位カードに切り替えることが可能です(もちろん、審査をクリアできればですが)。

一方、三井住友VISAクラシックカードからは、三井住友VISAゴールドカード、三井住友VISAプラチナカードに切り替えることが可能です。

ゴールド、プラチナなどの上位カードになるほど、JCBカードと三井住友VISAカードの違いがより鮮明になっていく面もありますが、たとえばプラチナカードの年会費を見るとJCBプラチナが年会費25,000円(税別)なのに対して、三井住友VISAプラチナのほうは年会費50,000円(税別)と、大きな開きがあります。

プロパー(的な)カードを利用していく場合、ポイントの還元率よりも後日のカード切替による付帯サービスの広がりを重視することも多いはずなので、年会費を含めていずれのカードが適しているのか、作る段階から検討しておくのも一考です。

旅行保険の違い

JCB一般カードと三井住友VISAクラシックカードの旅行保険については、以下のような違いがあります。(いずれも最高額)

海外旅行保険

JCB一般 三井住友VISAクラシック
傷害死亡・後遺障害 3,000万円 2,000万円
傷害治療 100万円 50万円
疾病治療 100万円 50万円
賠償背金 2,000万円 2,000万円
携行品損害 20万円 15万円
救援者費用 100万円 100万円

JCB一般カードの場合、MyJチェックに登録しての利用付帯です。三井住友VISAクラシックカードの場合も利用付帯が条件です。

おそらく、海外旅行で利用する可能性が高いのは傷害死亡や後遺障害ではなく、傷害や疾病の治療でしょう。この点は両カードで50万円の開きがあり、JCB一般カードのほうが手厚い補償となっています。が、1傷害、1疾病につき最高100万円だと保険の効かない外国での治療は心許ないかも?

海外旅行の傷害・疾病補償が自動付帯する、EPOSカードと組み合わせると短所をカバーできます。

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※三井住友VISAクラシックカードは「クラシックカードA」を作っておけば、傷害や疾病に対する補償が1件最大100万円となり、JCB一般カードとの差がなくなります。また、傷害死亡・後遺障害のみ利用付帯となり、その他は自動付帯となるため旅行保険は手厚くなります。

じょな
じょな

三井住友VISAクラシックカードを作るなら、「クラシックカード」ではなく「クラシックカードA」か女性なら「アミティエカード」のほうがいいね。

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国内旅行保険

利用付帯ではありますが、JCB一般カードには国内旅行に対する補償も含まれています。一方、三井住友VISAクラシックカードは国内旅行の保険はありません。(最高額)

JCB一般 三井住友VISAクラシック
傷害死亡・後遺障害 3,000万円

ショッピング補償の違い

JCB一般カード、三井住友VISAクラシックカードともに、ショッピングに関する補償は限定的です。

JCB一般 三井住友VISAクラシック
海外
国内 △ ※
補償額(最高) 100万円 100万円
自己負担 10,000円 3,000円

三井住友VISAクラシックカードは、リボ払いや3回以上の分割払いが前提ですが、国内でのショッピングも補償される点がJCB一般カードよりも手厚くなっています。

この辺のショッピング補償については、一般カードではなくゴールドカードのほうが、通常より手厚い補償になっています。重視するなら最初からゴールドカードを作るか、一般カードからの切替を要検討ですね。

年会費の違い

年会費は両カードともに通常、初年度が無料で翌年度から1,250円(税別)です。ただし、条件は多少異なるものの、JCB一般カードにも三井住友VISAクラシックカードにも、翌年以降の年会費をゼロに抑える割引制度があります。

JCB一般カード 三井住友VISAクラシック
年会費 1,250円(+税)
※初年度無料
1,250円(+税)
※初年度無料
翌年度年会費割引制度
割引条件 MyJチェックに登録の上、1年間(※1)に50万円以上の利用で翌年度の年会費無料 ウェブ明細で500円割引
マイ・ペイすリボ登録で無料
年間利用額に応じた割引(※2)

※1 計算期間は12月16日から翌年12月15日までの1年間なので、その年の後半に入るほど計算期間が短いデメリットがあります。

※2 前年度カード利用額が300万円超の場合は翌年度の年会費が無料、100万円以上300万円未満の場合は翌年度の年会費が半額。半額になった年会費に、さらにウェブ明細等の割引を重畳適用することも可能。

三井住友VISAクラシックカードのマイ・ペイすリボは、リボ払いとなる額をカードの利用限度額まで引き上げてしまうことで、実質的には1回払いと同じでリボ払い手数料がかからず運用可能です。その点を考えると、年間50万円以上を利用しなければ翌年度の年会費が無料とならないJCB一般カードと比較して、三井住友VISAクラシックカードのほうが実質的な年会費は安いですね。

結局、どっちのカードを作るのがいいの?

結論、ぶっちゃけどちらを作ってもそれほど大きな違いは無いです。生活圏の電子マネーがiDメインなのかQUICPayメインなのかで決めてしまうのも有りかもしれません。

どうしても1枚だけしか作りたくない!というのであれば、今現在は国際ブランドがVISAの三井住友VISAクラシックカードのほうが若干使い勝手がよいかなという気もします。決済の面では。

ただし、JCB一般カードのほうが優待制度などが充実している面もあるので、決済手段としてのみクレジットカードを評価するのでなければ、JCB一般カードにも独自の魅力があります。

むしろ1枚だけしか作らないという制限を置かないなら、どっちも作っちゃうのが一番使いやすいです。QUICPay使えないならiD、VISA使えないならJCBと決済手段としてもほぼオールマイティに使えるようになります。

それぞれのカードで支払実績を積んでおけば、後日、生活環境等の変化によって上位カードの付帯サービスが利用したくなったとき、柔軟かつ、より自分の希望に添うかたちで対処することも可能になりますから。

エポスカードと組み合わせてさらにカバー範囲を広げる

本ページの途中で触れましたが、EPOSカードと組み合わせることで海外旅行保険を充実させることができます。

JCB一般カードと三井住友VISAクラシックカードとEPOSカード

で、このエポスカードは国際ブランドがVISAしかありません。ということは、三井住友のクラシックカードをVISAではなくMasterCardで発行して、さらにJCBと3枚組み合わせれば、よりクレジットカードの利用シーンを広げることが可能ですね。

エポスカード VISA
JCBカード JCB
三井住友クラシックカード Master

これからクレジットカードの発行を検討するなら、国際ブランドをどう組み合わせるかは一考してみる価値ありです。

JCB一般カード(公式サイト):JCBカード

三井住友VISAクラシックカード(公式サイト):三井住友VISAクラシックカード

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