三井住友VISAゴールドカードの使いやすいところとクラシックカードとの違い

三井住友VISAゴールドカード クレジットカード

三井住友VISAゴールドカードは、クレジットカード会社が直接に発行する(広義の意味での)プロパーカードです。

同じプロパーのJCBゴールドカードと、ライバル関係としてよく比較されることが多いのですが、今回は三井住友VISAゴールドカードの使いやすいポイントと、主にクラシックカードと比較した場合の違いについてまとめてみました。

三井住友VISAゴールドカードの使いやすいところ

三井住友VISAゴールドカードの使いやすいところは、まず何と言っても国際ブランドがVISAであることによって幅広い国や各種商業施設・サービス等で利用できることです。

また、ゴールドカードはクラシックカードよりも利用限度額が通常高く設定されることから、金額面でも利用に制限がかかりにくいのもメリットです。

国際ブランドがVISA

クレジットカードの国際ブランドは現在、VISA、MasterCard、American Express、Diners、JCB、銀聯、Discoverとありますが、やはりVISAは使えるエリア・決済可能店舗が幅広くて便利です。

発行されるクレジットカードが多様化したことや、複数の電子マネー規格が並存していることなどから、クレジットカードを1枚しか作らないという状況は以前よりも減っているかもしれませんが、VISAのクレジットカードは最初の1枚として持つにも適しています

以前は日本国内だとJCBの取扱店が多かったのですが、いまは新しいモバイル決済や電子マネー導入に関連して、VISAとMasterCardの新規取り扱いを始める店舗も増えています。VISAカードは、より使える場面が広がっている印象を受けます。

じょな
じょな

なんだかんだ、クレジットカードは決済可能な場面が多いほど使いやすいですよね。

なお、本ページは「三井住友VISAゴールドカード」を紹介しているためVISAを前提に話を進めますが、三井住友カードの発行するゴールドカードは、VISAだけでなくMasterCardを選択して発行することも可能です。(あるいは、VISAとMasterCardをデュアル発行することもできます)

利用限度額に余裕がある

クレジットカードの利用限度額は1ヶ月に使える額ではなく、前月分の支払完了が反映されるまでの間、約2ヶ月に渡っての使える額の目安となります。

ゴールドカードは後で触れる「ショッピング保険」が充実していますから、高額な商品を購入する用途でも利用する機会が多くなります。それなりの利用限度額が設定されていなければ、商品を購入した段階で利用可能額が少額しか残らず、カードに決済を集約することが難しくなってしまいます。

この点、三井住友VISAゴールドカードは、一般カードである三井住友VISAクラシックカードと比較して、利用限度額が高めに設定されています。

そのため、日々の決済をクレジットカードに集約する場合でも、あまり限度額を気にせずに済むのは使いやすいところです。

年会費の割引制度で維持費を抑えられる

三井住友VISAゴールドカードの年会費は10,000円+税です。

年会費が5ケタになってくるとカードの維持費も馬鹿にならなくなってきますが、三井住友VISAゴールドカードには年会費が割引になる制度がいくつか存在します。それらを適用することで、年会費を4,000円+税まで下げることができます。

本会員の年会費 10,000円+税
WEB明細サービスの利用 -1,000円
マイ・ペイすリボの設定 -5,000円
割引後の年会費 4,000円+税

まず、明細書をウェブ明細に変えることで、年会費が1,000円割引となります。次に、マイ・ペイすリボの設定を行うことで、年会費が5,000円割引になります。

マイ・ペイすリボは、カード決済が自動的にすべてリボ払いに組み込まれる仕組みのオプションです。何も考えずにリボ払いにしてしまうと、多額の手数料が発生して年会費割引の額以上の出費となってしまいます。

そのため、まずは年会費割引のみ適用させたいという場合には、マイ・ペイすリボの設定額をカードの利用限度額と同じまで引き上げることで、すべてその月に支払ってしまうサイクルにしてしまいましょう。たとえばカードの利用限度額が100万円の場合、マイ・ペイすリボを「100万円を超えたぶんはリボ払いにする」という風に設定してしまえば、カード利用限度額を超えて決済することはできないため、実質的には1回払いと同じ扱いになりリボ払い手数料も生じません。

これらの割引を適用することによって、後で触れる旅行保険やショッピング保険等が充実したゴールドカードを、比較的安価に維持・利用できる点も三井住友VISAゴールドカードの使いやすいところです。

※ほかに年間利用額100万円以上で翌年度年会費20%オフ、300万円以上で50%オフになる割引制度もあります。この年間利用額による割引は、ウェブ明細割引との重複適用が可能です(マイ・ペイすリボ設定による割引との重複適用はありません)

家族カードの1枚目が無料で使える

三井住友VISAゴールドカードは、家族カード1枚目が年会費無料で利用できるため、家族複数人で使いやすいカードです。

家族カード1人目 無料
家族カード2人目以降 1,000円+税 / 1人

家族カードなので、利用限度額は本会員の限度額の範囲内となり、引落口座も本会員の口座になります(※)が、旅行保険やショッピング保険などの付帯サービスも本会員のカードと同じ内容で利用できるのがメリットです。

たとえば夫婦2人で三井住友VISAゴールドカードを1枚ずつ発行すると、割引適用後の年会費でも2人分8,000円+税がかかりますが、1人は本会員として登録してもう1人は家族カードを発行するかたちをとれば、年会費を半分の4,000円+税に抑えることができます。

利用限度額がそれぞれのカードで設定されるわけではないため、各々の利用額が多い場合には多少気をつけて使う必要がありますが、2枚発行すれば割引後の年会費が1枚につき実質2,000円+税まで下がるのは大きなメリットですね。

じょな
じょな

※三井住友VISAゴールドカードは、家族カードの明細を分け、引落口座を本会員の口座とは別に設定可能な「パーソナルアカウントタイプ」という形式で作ることもできます。結構珍しいサービスですよね。

電子マネーiDが使える

三井住友VISAゴールドカードは、カードに搭載するかたちで、あるいはApple Payに登録するかたちで、電子マネーiDが使えます。

電子マネーは様々な規格が乱立・並存しているような状況ですが、iDに関しては特に都市部において、利用可能な店舗も増えてきて使いやすくなっています。

特に、飲食店でのちょっとしたランチの支払いや、コンビニなど反復する少額決済においては、カード払いにするよりも非接触型のiDでサッと払ってしまうほうが気軽なことも多いですよね。

そもそもクレジットカード払いに対応していない店舗でも、電子マネーには対応しているところもありますので、そんなときはVISAカードとしてではなくiDとして役立ってくれます。

じょな
じょな

ネットショップの利用やiDでの支払いによって、実際にクレジットカードを店頭で取り出す機会というのは、ここ数年で相当減りました。

デザインが意外と落ち着いている

ゴールドカードなので、カードの券面はクラシックカードのシルバーよりも豪華な雰囲気はあります。が、三井住友VISAゴールドカードはゴールドカードの中ではそれほどギラギラした色ではなく、現物はどちらかというとクリームゴールド的な落ち着いた色になっています。

中央上部に配置されたパルテノン神殿も、一見して「三井住友VISAカードだな」と判別可能であるにもかかわらず、そこまで押しが強くないのも好印象です。

じょな
じょな

バーンと押しが強いゴールドカードは、少し取り出しにくい状況・店舗もあるので……。

敢えていうなら、三井住友「VISA」カードのVISAロゴマークが、白抜きになっているところが全体の統一感という意味では少しもったいないかな。できればVISAの文字のみ配置されるほうが、よりしっくで落ち着いた雰囲気になりそうです。

サポートがフリーダイヤルのゴールドデスク

三井住友VISAゴールドカードは、サポート窓口がゴールドデスクとなり、電話番号もフリーダイヤルです。この点は、三井住友VISAクラシックカードとの違いですね。

サポートデスクって使わない人は全く使わないので、この窓口がゴールドに変わったからといって何が違うのか実感できない人もいらっしゃるかと思います。

ですが、サポートデスクって「いざというとき」に使うことが多いので、その「いざというとき」になってみて初めて、「ああ、電話がかかりやすい窓口で助かった」とありがたみが分かったりします。

じょな
じょな

仕事の合間などにタイミングを見て問い合わせるときにも、電話が比較的繋がりやすく、またオペレーターの人が的確だと思った以上の安心感があります。

三井住友VISAゴールドカードの使いにくいところ

以上、三井住友VISAゴールドカードの使いやすいところを挙げてみましたが、逆にこのカードの使いにくいところはどこにあるでしょうか。

ポイント還元率は一般的

まず第一に、これは使いにくいところというよりも決済を集約する上での短所といえるかもしれませんが、三井住友VISAゴールドカードのポイント還元率は通常0.5%程度なので、他の高還元率を謳うクレジットカードに比べるとそれほど高くありません

もともとプロパー(的)なカードはポイント還元率を目当てに作るものでもありませんが、0.5%前後だとごく一般的なクレジットカードの還元率であることから、年会費分をポイント還元で取り戻す的な使い方は向いていません。

もっとも、三井住友カードは比較的メジャーなネットショップを取り扱う「ポイントUPモール」を運営していますから、Amazonや楽天などネットで買い物をする場合には、このショッピングモールを経由することで2倍の1%還元になるなど、実質的な還元率を上げることが可能です。

また、三井住友カードは年間利用額に応じたステージ制をとっており、ステージによってボーナスポイントが付与されますが、この還元率は一般カードのクラシックよりもゴールドのほうが高く設定されています。

じょな
じょな

年間300万円以上をゴールドカードで決済した場合、実質的な還元率は0.8%まで上昇します。

家族カード2枚目から年会費が発生する

三井住友VISAゴールドカードの使いやすいところとして「家族カード1枚目が無料で発行できる」点を挙げましたが、家族カード2枚目以降は年会費が発生するため、家族に対して何枚も家族カードを発行するケースでは年会費がかさんでしまいます。

家族カード年会費1人目 無料
2人目以降 1,000円 / 1人

ただし、たとえばライバル関係にあるJCBゴールドカードや、あるいはMUFGゴールドカードについても、家族カードについては2人目以降の年会費が同じように発生しますから、家族カード2人目以降については三井住友VISAゴールドカードならではのデメリットというわけではありません

30才以上でないと発行できない

これはカード発行前段階の話ですし、厳密には「使いにくいところ」というよりも「使えないところ」といえますが、三井住友VISAゴールドカードは30才以上でないと本会員としてカードの申込みができません

そのため、20代の人は持つことができませんが、三井住友カードでは20代のためのゴールドカードとして、別途「三井住友VISAプライムゴールドカード」を発行しています。年齢が比較的若いうちに三井住友カード系のゴールドカードを利用する場合は、こちらを選択することになります。

特にこれといった特徴がない

最後に挙げましたが、実はこれが一番「三井住友VISAゴールドカードの使いにくいところ」なのかもしれません。三井住友VISAゴールドカードは、プロパー的なカードとしてゴールドカードのスタンダードといってもよい存在ですが、だからこそ、特にこれといった特徴がありません。

他の国際ブランドが発行するプロパーのゴールドカードと比較して、あるいは提携カード会社が発行するゴールドカードと比較して、「これが三井住友VISAゴールドカードならではの特徴!」といった付帯サービスがありませんから、何が秀でているのかいまいちわかりにくい面があるのは否めません。

もっとも、既に触れたとおり割引制度を利用することでかなり安価に維持できるわりに、旅行保険やショッピング保険はゴールドカードならではの充実度です。尖った特徴はないものの、スタンダードなゴールドカードとして堅実な安心感はあります。

ゴールドカードとクラシックカードの主な違い

三井住友VISAゴールドカードは、三井住友VISAクラシックカードの上位カードに位置します。

ではクラシックカードとゴールドカードの間には、どのような違いがあるでしょうか。クラシックカードからゴールドカードへ切り替えると、どのようなメリットを享受できるのでしょうか。

なお、三井住友VISAクラシックカードについては、以下の記事も合わせてご参照ください。

三井住友VISAクラシックカードの使いやすいところ【VISAカードのド定番】
三井住友VISAクラシックカードは、三井住友カードが発行するプロパー(的)カードの1枚です。三井住友VISAカードは、以前テレビCMも頻繁に流されていたこともあって、クレジットカードの中で知名度がかなり高いカードですね。 そんな三井住...
クラシック ゴールド
年会費(税抜) 1,250円(クラシック)
1,500円(クラシックA)
※初年度無料
10,000円
※初年度無料
割引後年会費(税抜) 0円 4、000円
家族カード年会費(税抜) 初年度1人目無料 初年度1人目無料
旅行傷害保険(海外) 利用付帯最高2,000万円(クラシック)
利用付帯最高300万円+自動付帯最高1,700万円(クラシックA)
利用付帯最高4,000万円+自動付帯最高1,000万円
旅行傷害保険(国内) 利用付帯最高300万円+自動付帯最高1,700万円(クラシックA) 利用付帯最高4,000万円+自動付帯最高1,000万円
ポイント還元率(通常) 最大0.5% 最大0.5%
ボーナスポイントを含めた還元率 最大0.65% 最大0.8%
ショッピング補償 年間100万円
※自己負担3,000円
※1回払いは対象外
年間300万円
※自己負担3,000円
ラウンジ カードラウンジ(本人のみ)
その他 ドクターコール24
ゴールド専用デスク
情報誌『VISA』が無料配送

ゴールドカードは旅行保険が大幅に充実

まず第1に、三井住友VISAゴールドカードは、クラシックカードと比較して国内・海外ともに旅行保険が大幅に充実します。

国内・海外ともに自動付帯で最大1,000万円の補償がある点が目立ちますが、海外旅行で利用する可能性が比較的高いと思われる傷害治療、疾病治療に関する補償額が大幅に上がる点は、大きな違いです。(以下の表は海外旅行保険の最高額の場合です)

クラシック ゴールド
傷害治療(1事故) 50万円 300万円
疾病治療(1疾病) 50万円 300万円

海外では健康保険等が適用されず、傷害や疾病の治療だけでも医療費が高額になりやすいところ、ゴールドカードはクラシックカードよりも補償の最高額が6倍となるため旅行時の安心感に繋がります。

また、クラシックカードは旅費などをカード決済した場合のみ補償される「利用付帯」ですが、ゴールドカードの傷害治療、疾病治療の補償は旅費の決済有無に関係なく「自動付帯」となります。

じょな
じょな

旅行保険については、ゴールドカードはクラシックカードにはない家族特約があるため、家族カードさえ所持しない家族に対しても旅行保険の補償が一定額適用される可能性がある点は、大きな違いですね。

家族特約の対象となる家族の範囲

  • 本会員と生計を共にする19歳未満の同居の親族
  • 本会員と生計を共にする19歳未満の別居の未婚の子

ショッピング保険も使い勝手が異なる

第2に、ゴールドカードはショッピング保険(お買物安心保険・動産総合保険)がだいぶ充実して、万が一のときに利用しやすい条件・補償額になります。

ショッピング保険は、カードで支払った商品が一定期間内に破損したり、盗まれたりした際に利用できる保険です。

クラシック ゴールド
補償限度額 100万円 300万円
海外利用
国内利用

クラシックカードに比して一定期間内に補償される限度額が3倍となるほか、一番の違いはクラシックカードは国内利用だと3回以上の分割払またはリボ払いでしかショッピング保険が適用されないのに対して、ゴールドカードは国内利用も一括払いから適用される点です。

ゴールドカードは空港ラウンジの利用が可能

国内旅行等で飛行機をよく利用する人にとっては、クラシックカードでは付帯しない「空港ラウンジの利用」がゴールドカードでは付帯する点は、大きな違いです。

ゴールドカードで利用可能なラウンジは国内28箇所、ラウンジは航空会社のラウンジではなく、いわゆるカードラウンジの利用になりますが、家族カード会員も本会員と同様にラウンジを使うことができます。

ボーナスポイントの付与が異なる

三井住友カードのクラシックとゴールドでは、前年度利用額に応じたボーナスポイントの付与が異なり、結果としてポイントの還元率に違いが生じます。

ボーナスとして付与されるポイント数や、結果としてのポイント還元率を簡潔にまとめると、以下のような違いとなります。

ステージ名 クラシック ゴールド
V1(50万円以上) 50万到達時50P
以後10万ごとに10P
(実質還元率0.55%)
50万到達時100P
以後10万ごとに20P
(実質還元率0.6%)
V2(100万円以上) 50万到達時75P
以後10万ごとに15P
(実質還元率0.575%)
50万到達時150P
以後10万ごとに30P
(実質還元率0.65%)
V3(300万円以上) 50万到達時150P
以後10万ごとに30P
(実質還元率0.65%)
50万到達時300P
以後10万ごとに60P
(実質還元率0.8%)

ゴールドカードにV3ステージが適用されるまで決済を集中させることは現実的にはだいぶ難しいかもしれませんが、実質的な還元率が0.8%まで向上すれば、あとはポイントUPモール等の併用で平均的な還元率は1%前後に近づく可能性が高いです。

そこまでいけば、三井住友VISAゴールドカードも還元率がそれなりに良いクレジットカードといえますね。

じょな
じょな

あと地味だけど使いやすいのが、三井住友VISAカードはポイントのステージ制でいまどのステージまで進んでいるのか、あとどれくらいの利用額で次のステージに到達できるのか、ネットからすぐ確認できるようになっているところ。
これは意外と、他のクレジットカードでは実装されてないことが多いんですよね。

以上、三井住友VISAゴールドカードの使いやすいところ、使いにくいところ、およびクラシックカードと比較した場合のゴールドならではの特徴について、まとめてみました。

公式サイト:三井住友VISAゴールドカード