クレジットカードのショッピング保険(動産総合保険)の内容と比較

クレジットカードでのショッピング クレジットカード

クレジットカードに付帯する保険としては、旅行傷害保険と並びよく話題に上がるのが「ショッピング保険(動産総合保険)」です。保険なので、使わざるをえない状況に陥った人は使うし、そうじゃない人は全く使わない付帯サービスですが、適用条件や補償内容は意外と分かりにくかったりしますよね。

以下で、ショッピング保険(動産総合保険)が使えるとき、使えないとき、そして主なクレジットカードのショッピング保険の有無・内容についてまとめました。

※なお、クレジットカードに付帯する動産総合保険の名称は、ショッピング保険の他にもショッピング・プロテクション、ショッピング・ガード保険、ショッピング・リカバリーなど様々です。

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ショッピング保険(動産総合保険)が使えるとき

クレジットカードで購入した商品が、一定期間内に破損してしまったり、盗難にあってしまったとき、その購入額を補償してくれるのがショッピング保険です。

ショッピング保険が適用される場合、商品購入代金が補填されることになりますが、修理可能な商品であれば修理代が補填されるものもあります。

商品の保証期間があるから不要では?

商品を購入するとき、特に家電やパソコンなどは商品自体にメーカーの保証期間が設けられていて、無料で修理や交換できる場合が多いです。

そのため、無料保証が付いているからクレジットカードのショッピング保険なんて不要では?と考えてしまうかもしれませんが、クレジットカードのショッピング保険は「誤って落として壊した」「電子機器に不注意で水をかけて動かなくなってしまった」といった、利用者に過失のある場合にも商品代金や修理額を補償してくれる点が異なります。

じょな
じょな

つまり、無過失の場合にだけ補償されるわけではないのが、一般的なメーカー無料補償とは異なります。

盗難・紛失保険とは別の保険

もう1つ、クレジットカードのショッピング保険(動産総合保険)と紛らわしいため、混同しやすいのが盗難・紛失保険です。

クレジットカードの盗難・紛失保険は、クレジットカード自体の盗難に遭ったり、紛失してしまった際、不正利用の額を補償してくれます。

対して、ショッピング保険のほうはクレジットカード自体ではなく、クレジットカードで購入した商品が盗難に遭ったり破損した際、商品代金(場合によっては修理代等)を補償してくれます。

じょな
じょな

使っているクレジットカードには万が一の際のショッピング保険が付帯している、と思っていたら、それはカードの盗難・紛失を補償してくれる保険だけだった……という可能性も。

ショッピング保険の適用条件と補償の範囲

ショッピング保険(動産総合保障)の適用条件や補償の範囲は、各クレジットカードによって異なりますが、概ね以下のような適用条件・範囲となっています。

ショッピング保険が付帯したカードで購入した商品であること

ショッピング保険は、保険が付帯したカードで商品を購入しないと適用されません。そのため、当然のことですがショッピング保険が付帯していないクレジットカードで購入した商品は、破損・盗難が補償されません。(一部、海外でのショッピングのみ適用や、国内の分割払い等のみ適用というカードもあります)

クレジットカードを複数枚所持している人は、「なんとなく」や「ポイント還元率が高いから」という理由で決済カードを選択されていることもあるかもしれませんが、比較的高額、かつ破損する可能性がある商品については、ショッピング保険の手厚いクレジットカードで購入すると万が一の際に安心です。

なお、補償を受ける際には商品を購入した際の売上票や配送時の受領票が必要となります。ショッピング保険の適用可能性がある商品については、売上票などをすぐ処分してしまわず、補償期間内は保管しておかなければなりません。

じょな
じょな

売上票などは、月ごとにファイルを分けて放り込んでいけば、古いものから順に処分できるので便利ですよ。

保険が適用される商品であること

ショッピング保険は、すべての購入物品の破損や盗難を補償してくれるわけではありません。一定の物品については、ショッピング保険の適用外として定められています。

そのため、逆にいえば「ショッピング保険の適用対象外」ではない物品であることが、保険適用の前提となります。

じょな
じょな

適用外の物品については、下でより詳しく触れています。

補償期間内であること

クレジットカードに付帯するショッピング保険は、適用期間が定められています。商品購入日から90日以内が適用期間とするクレジットカードが多いですが、カードによってはそれより短かったり、あるいは補償期間が倍の180日間と定められているカードもあります。

また補償期間とは別に、損害が生じたときからショッピング保険を申請するまでの日数も、各クレジットカードによって定めがあります。そのため、損害が生じたときは、なるべく早めにクレジットカード会社(損害保険会社)に連絡を取る必要があります。

補償限度額の範囲内であること

ショッピング保険には年間補償限度額が定められているため、この限度額で賄える範囲で破損・盗難等の損失が補填されます。(1年間をどこからどこまでに定めているかは、各カード会社によって異なります)

多くのクレジットカードは、年会費の違いによって年間補償限度額の規定にも違いが設けられています。

じょな
じょな

なお、補償を受ける場合には自己負担額(補償免責額)が定められているクレジットカードが多く、通常、1事故あたり3,000円から1万円程度は自己負担(補償額に含まれない)となります。

ショッピング保険(動産総合保険)が使えないとき

上記のような適用条件に当てはまると、ショッピング保険によって損失が補填されることになります。商品を購入したカード利用者だけでなく、通常、その商品を贈与された人(プレゼントされた人)も被保険者となります。

ただし、ショッピング保険には適用外とされる物品や状況が定められています。これらの定めに該当すると、破損や盗難によって損失が生じている場合でもショッピング保険によって補填されることはありません。

保険適用外の物品

ショッピング保険が適用されない物品は、各クレジットカードによって多少異なる定めが置かれているため、実際に利用するときは確認が必要ですが、概ね以下のような物品が適用外とされています。

  • 船舶、航空機、自動車、バイク、自転車、雪上オートバイ、ゴーカート、ハンググライダー、パラグライダー、サーフボード、セーリングボード、ラジコン
  • 携帯電話やポケットベル等の携帯式通信機器
  • 義歯、義肢、コンタクトレンズ等
  • 動物、植物
  • 現金、手形、小切手などの有価証券、印紙、切手、乗車券等、チケット
  • 食料品
  • 稿本、設計書、図案、帳簿等
  • 不動産等
  • カード会員が従事する職業上の商品となるもの
  • 他人より委託されて購入した商品

ショッピング保険が適用されるのかされないのか、最近よく話題になるのは本体代金が高額化しているスマートフォンです。

じょな
じょな

上の表では適用外の商品に「携帯式通信機器」が含まれていますが、クレジットカードの種類によってはスマートフォンの破損に対してショッピング保険が適用可能なものもあります。

重過失や自然災害による紛失・破損

自分に重過失がある場合は、ショッピング保険を適用することができません。

自ら意図的に壊した場合は論外として、明らかに誤った方法で物品を使ったために破損した、置き忘れて盗難にあった、などが通常重過失に該当します。

また、地震や噴火に起因して生じた損害なども補償の対象となりません。

必要書類が揃わないとき

ショッピング保険が適用可能な物品であり、また重過失などが無いときでも、保険金の申請に必要な書類が揃わないと、損失を補填してもらうことができません。

保険金請求書
修理費見積書または領収書
売上票(お客さま控え)
損害を受けた対象物(現物)
損害明細書
損害状況写真
その他の関係書類

保険金請求書など、事故後に用意しなければならない書面はなんとかなりますが、売上票や受領票などは損害が生じる数ヶ月前に受け取っていることが多いため、申請時点で紛失してしまっている可能性も考えられます。

じょな
じょな

繰り返しになりますが、高額・破損しやすい商品を購入したときは、より売上票の管理に気をつけましょう。

クレジットカードのショッピング保険の比較

このブログで既に紹介済みのクレジットカードについて、ショッピング保険の内容をまとめてみました。利用限度額や対象、自己負担額など、あまり違わないようで各カード微妙に異なりますね。

クレジットカードでの支払い

年会費が無料のカードは元からショッピング保険が付帯しておらず、別途、オプションでの加入を要するものが多いですが、銀行系の横浜バンクカードは年会費無料の一般カードでも海外・国内対象のショッピング保険が付帯しているのが特徴です。

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