スマートフォンで写真を撮影してTwitterやInstagram、FacebookなどのSNSにアップするとき、写真そのままではなく加工して雰囲気を変えたり、多少抽象化して公開したいときもあると思います。
Olli
写真を絵画風に加工するアプリは様々ありますが、今回紹介するOlli by Tinrocketは加工後の画像にいい感じの雰囲気が出るだけでなく、撮影や加工時の使い勝手も良好なので日常的に活用しやすいアプリです。(私もTwitterの投稿などで、既に何度か使ってます)
上はOlliで加工後の画像、下が加工前の写真です。イラストのような、面白い雰囲気の画像に仕上がりますよね。
次の画像はスタジアムで選手を撮ったもの、上が加工後で下が加工前です。
Olliで直接に写真(動画)を撮る
インターフェイスもごくシンプルなので、使い方は説明するまでもなく直感で行けると思いますが、Olliは撮影している最中にも画面に加工後の画像が表示されるため、色味などを確認しながら手軽にイラスト風の写真を撮影できるのが長所です。
画面一番下のメニューからSTYLESを選べば、その場で加工のスタイルを変更することができます。アプリ導入初期段階で10種類超から選択できるようになっていますが、アプリ内でさらにスタイルを買い足すことも可能です。
既に撮影した写真を加工することもできる
Olliのメニューから「LIBRARY」を選択することで、普通のカメラアプリで既に撮影した写真をイラストや水彩画風に加工することも簡単です。
スタイルを選択するだけでなく、上部のアイコンから明るさやコントラスト、細部や線の太さなどを調整しての保存もできるので、微調整もアプリ内で完了します。
あとこのアプリ、撮影ボタンの長押しでイラスト風の動画にも対応しています。静止画のときと同様、画面で加工後の雰囲気を確認しながらの動画撮影ができてしまうのがお手軽かつかなり便利。
TwitterなどSNSに画像をアップロードするときにも活躍
以下、Olliで撮影や加工を行った画像の例です。
下の画像のように、フワッとした軽い雰囲気のスタイルもあります。写真のままだと顔が鮮明に写りすぎて、TwitterなどSNSにアップロードしにくいシチュエーションでも、このOlliを通せばモザイクやぼかしの処理なくアップできる(ことも多い)ので意外と重宝。
下の写真は、観客の顔まで映り込んでいるのでそのままでは使いにくいですが……Olliを通せば雰囲気を伝えつつ、プライバシーにもだいぶ配慮できますね。
Olliは夜景や食べ物も意外とイケる!
夜の風景も、なかなか雰囲気を持った画像に加工してくれます。
黒が濃く出るスタイルは、夜の風景をちょっと面白いものにしてくれそう。
食べ物の場合、選ぶスタイルを間違えると相当マズそうな印象になってしまうので、使うときは要注意です。
ただのハンバーガーとポテトのセットも、Olliを通せばなんだか雰囲気あるイラストみたい?
Olliにデフォルトで用意されている暖色系のスタイルは、レトロな街並みで使うとかなりマッチしますね。
モノを撮って線画にするのも楽々です。
パソコンだと画像が大きく表示されるので多少粗い印象も受けますが、スマートフォンからSNSでシェアする程度のサイズだと特に問題ないレベルです。
以上のように、Olliは写真を「イラストっぽくしたい」「水彩画のような雰囲気にしたい」というニーズにマッチしますが、上で触れたとおり繁華街や観光地などで映り込んだ人を手軽に抽象化してしまえることや、散らかった室内の写真でもポップなイラストに加工してごまかせる!などの利点があります。
お手軽かつ楽しいアプリです。