オリンパスのマイクロフォーサーズ規格の単焦点レンズ、M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8を購入しました。
というか正確には少し前に購入していたのですが、画角になれなくてほとんど使っていなかったので記事にするのも遅れてました。
M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8の外観
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8は非常にコンパクトかつ軽量な、明るい単焦点レンズです。比較的安価なレンズですが、包装はかなりしっかりしています。
カラーはブラックとシルバーが販売されていますが、ブラックのOM-D E-M10 MarkIIにブラックのレンズを装着すると、こんな感じです。
上から。開放F1.8にもかかわらず、重量は116gしかありません。レンズ部分だけ手のひらに載せると、おもちゃのような軽さ。既に使っている25mm F1.8と比較しても、こちらのほうがだいぶ軽い感覚です(実際は20g程度の差)。
フィルター経も37mmしかないので、長さはそれほど変わらないもののF1.8より小ぶりな印象を受けます。
M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8の試し撮り
実際に45mm F1.8で撮った写真の例です。以前、マイクロじゃないときのフォーサーズでは50mmのマクロレンズを使っていたことがありますが、最近はこのくらいの画角で全く撮っていなかったのでまだどうにも慣れません。
以下、ほぼすべてオート設定にまかせて撮影しました。
特に設定をいじらずとも、そこそこ寄ればぼけますし、離れればかなりシャープな風景を撮れるので画角さえ慣れれば魅力的な単焦点レンズではないかと思います。
遠景は、くっきりはっきりです。
どうも50mmのマクロレンズを使っていたときのクセが出てしまい、接写したくなってしまうのですが……このレンズは数十センチは離れて撮らないとなので、被写体にそこまで寄ることはできませんね。(ということで花はトリミングしたものです)
中望遠レンズなので、船もどこで切り取るべきかしばし悩みます。
歪曲が気にならないので、こういう被写体は非常に撮りやすい印象です。
写りは非常にキレイですが画角が狭いので、撮影するとき立つ場所をよく考えないとメインの被写体のみドーン!な写真が大量生産されてしまうことに。
50mm前後の画角だと、ふだん持ち歩いて街なかで風景を撮るというよりも、レンズの明るさを活かして室内で家族やペットの写真を撮るとか、あるいは外なら少し遠目から人物を写すとか、そういった用途が一番素直かもしれませんね。
ただし、画角が狭いので動き回る被写体を追って意図した構図・ボケで撮るのは結構難しいです。
ということで、このトリミンゴもフラミング、じゃなくて大幅にトリミングしてます
F1.8あって比較的暗い室内でもシャッター速度をそれなりに保つことができるので、バスケ観戦など屋内スポーツ・室内のイベントでもそれなりには使えます。さすがにバスケの場合、2階席からだと被写体が小さくなってしまうので、1階の前方に座るほうが無難ですが。
ついつい、使い勝手のよい25mm F1.8ばかり持ち出していましたが、45mmだからこその写真が撮れるように、今後はもう少し使い込んでみようと思っています。
メインのレンズとして1本だけ持ち歩くには中望遠レンズは取り回しが難しいので、他のレンズと組み合わせて使うことになりそうです。が、とにかく小さくて軽量なので、このレンズ1本増えたところで荷物がかさばることもほとんど無いのは大きなメリットですね。