象の鼻パークは横浜開港150周年を記念して開園した、開放感のある港を臨む公園です。この象の鼻パークは赤レンガ倉庫から山下公園に抜ける途中に位置するため、観光・旅行で横浜を訪れた方は、足早に通過してしまうことが多いかもしれません。
遮蔽物がないので夏の日中は日の光が強いため、夕暮れ間近の時間帯から、横浜港のマジックアワーと夜景をのんびり楽しむのにおすすめのスポットです。桜木町や山下公園付近のホテルに泊まるなら、夜風に吹かれながらこのあたりを散歩するのも心地良いですよ。
日本大通り駅のほうから園内に入ると、正面付近は観光船の乗り場(桟橋)になっています。
下は象の鼻パークから山下公園方向を向いた風景。写真背面の赤レンガ倉庫から山下公園へ向かう場合、右側に写っている「山下臨港線プロムナード」の高架を歩いて通過してしまう人がほとんどで、下を歩く人はあまりいないかもしれませんね。
少し山下公園の方向に歩くと、ブルーブルーヨコハマがあります。
こちらは反転して赤レンガ倉庫の方向、公園中央に位置する象の鼻テラスです。
象の鼻テラス正面の風景です。右手に大桟橋、左手には赤レンガ倉庫が見えます。
赤レンガ倉庫のほうを向くと、こんな感じです。象の鼻パークは、まあとにかく何があるというわけでもないため、観光の目的地にするには物足りない公園なのですが、敷地が広めなのでゆったりした雰囲気を持っています。
こちらは象の鼻パークの名称に入っている「象の鼻」、明治時代のものを復元した防波堤です。平日の夕方ということもあって、こちらもほとんど誰もいません。
名前の由来は、象の鼻のように伸びるこの防波堤の形です。とはいえ地図で俯瞰的に見ないと、湾曲してはいるものの象の鼻の形をしているのかどうか、よくわかりませんね。
象の鼻の先端からの風景です。海が遠くまで広がっているというわけではありませんが、ほぼ360度、横浜の港の風景を眺めることができます。
象の鼻から戻る頃、ちょうど街灯に電気が灯りました。
以上、今回は夕暮れ間近の象の鼻パークから臨む横浜港の風景でした。繰り返しになってしまいますが、この公園には取り立てて「これが凄い!」という何か特徴的なものがあるわけではないのですが、のんびりと海風に吹かれながら散歩するのに適した、緩やかな時間が流れています(休日の昼間以外はね)。
もう少し後の時間帯になると、赤レンガ倉庫など見える景色に明かりが灯り始めて、いわゆる「横浜の夜景」的な違った風景が現れます。