Blu-rayディスクでの映画鑑賞などは、できるだけ綺麗な大画面テレビで堪能するといのが基本かと思います。が、そこまでかしこまって観たいわけじゃなくて、気軽に「ながら見」で楽しみたいときもありますよね。映画じゃなくてレッスンDVD的なディスクとか、実用書的な動画だとよりその傾向が強くなります。
そんなときポータブルプレイヤーがあると、どこでも好きな場所で、いってしまえば「適当に」観ることができるので、思ったよりといい感じです。
APBD-1030HWの本体サイズやデザイン
というわけで、今回「ながら見」のために購入したポータブルプレイヤーは、DVDだけでなくBlu-rayにも対応したAVOX(APBD-1030HW)というモデルです。量販店などで2万円前後で販売されている、低価格優先的なプレイヤーですね。
本体やリモコンに配置されているボタン類も最低限で、ズバリそのまんま「音量+」などと書かれているので、説明書がなくても操作に戸惑うことはほとんどありません。デザイン面では短所になりますが、説明を省いたデザインほど操作を把握するまで時間がかかってしまうので、このシンプルさなら比較的高齢の方でも使いやすそう。
蓋を閉じて本体を上部から見ると、Blu-ray Discとだけ書かれてかなりすっきりしたデザインです。なんか懐かしいなと思ったら、たぶんあれです、PCエンジンのCD-ROM2とかに雰囲気が似てるんだな。
Blu-rayディスクのケースと比較すると、大きさはこの程度でかなりコンパクト。
ただし重量はそこそこあるので、ポータブルといっても普段カバンに入れて持ち歩くとか、そういう用途で使うのはさすがに辛いです。バッテリーも持って3時間弱程度のようなので、あくまで自宅内の好きな場所に配置して、といのが基本的な使い方になるかと。
ディスプレイを開くと、高さもちょうど一般的なBlu-rayディスクケースと同じくらいですね。ちなみにディスプレイのサイズは10インチです。
画質や音質、各種接続端子
この記事のタイトルにも入れましたが、画質とか音質を期待して買うようなモデルではないので、ディスプレイも鮮明ではありません。
が、軽い動画鑑賞のために必要最低限でチューニングされているようなので、暗すぎて見えにくいとか、声が聞き取りにくいといったこともそれほど感じませんでした(音がこもらないかわりに、ちょっとガシャガシャ感はありますが)
こちらは本体側面です一番左側が電源スイッチ(右へスライドさせると電源オン)、あとはUSBポートヘッドホン端子、HDMI出力、LANポートなど、安い機種のわりにはポートが充実しています。
HDMI出力があるので、どうしてもこのポータブルプレイヤーでは鑑賞しにくいような色味の作品であれば、最終手段として、外部ディスプレイにつないでそちらで鑑賞という方法もとれます。
音に関しても、USBポートとヘッドホン端子があるので、USBポートから電源を供給するタイプの外付けスピーカーをセットすれば、聞き取りにくさをカバーできるだけでなく、音楽などもそこそこの音質で楽しめます。
このモデルはDVDの鑑賞にはあまり向かないかな?
繰り返しになりますが、安価なポータブルプレイヤーにあまり画質や音質を求めても仕方ないので、「どこでも手軽にBlu-ray鑑賞ができる」メリットを最優先で使うなら、結構いい感じにまとまったモデルですよ。
一点気になるところといえば、Blu-rayはそれなりの画質で鑑賞できることが多いのですが、DVDのほうはザラザラと画像が荒くなることもあって、もしこの機種を主にDVDディスクプレイヤーとして利用するなら、あまりお勧めではないかなという点ですね。