ズーラシア(よこはま動物園)では、8月の土日に「ナイトズーラシア」として、開園時間を20:30まで(入場は19:00まで)、普段より営業時間を4時間延長して夜の動物園を楽しめるイベントが開催されます。
2018年年は8月4日と5日の週末が最初の開催ということで、行ってきました夜のズーラシア!
ズーラシアへのアクセスとナイトズーラシア開催日
ズーラシアに電車・バス等の公共交通機関でアクセスする場合、最寄り駅はJRなら横浜線・市営地下鉄グリーンラインの中山駅、相鉄線なら鶴ヶ峰駅か三ツ境駅から「よこはま動物園」行きのバスに乗って15分前後です。
ズーラシアへのアクセス
所在地 | 神奈川県横浜市旭区上白根町 横浜市旭区上白根町1175 |
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最寄駅 | JR横浜線 市営地下鉄グリーンライン 中山駅 相鉄線 鶴ヶ峰駅 相鉄線 三ツ境駅 「よこはま動物園」行きバスで約15分 |
駐車場 | 有り(2,200台) 1回1,000円 |
営業時間 | 通常:9:30~16:30(入園は16:00まで) ナイトズーラシア:9:30~20:30(入園は19:00まで) |
料金 | 大人800円 中人300円 小人200円 小学生未満は無料 |
公式サイト | http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/zoorasia/ |
横浜駅からだと、だいたいどのルートでも1時間前後といったところでしょうか。
ナイトズーラシアの開催日(2018年)
ナイトズーラシアの開催日は、8月の土曜日と日曜日です。2018年の開催予定日は、以下のとおりです。
土曜日 | 日曜日 | |
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第1週 | 4日 | 5日 |
第2週 | 11日 | 12日 |
第3週 | 18日 | 19日 |
第4週 | 25日 | 26日 |
中山駅からバスでズーラシアへ
JR中山駅からのバスは、南口駅前ロータリー1番乗り場から30分に1本程度が出ています。
20分ほど前にバス停に着きましたが、既にある程度の人が並んでいました。
ほぼ、ズーラシアに行く人オンリーでした。
行きのバスは20分程度で、ズーラシアへ到着。
自分のと、ぷかぷかのと、2枚のチケットを購入。入園の時間は17:30なので、閉園まで3時間の間、夜の動物園探索です。
ちなみに、SuicaやPASMOといった交通系ICカードを持っているなら、券売機で入場券をわざわざ買わなくても、ゲートでピッとしてもらってすぐ入場できます。
腹ごしらえからアフリカのサバンナエリアへ
今回は時間が限られているため、下のズーラシア案内図では左半分をカットして、主に中央から右側のアフリカ・サバンナエリアを中心に回ることにしました。
まずは園内中央の「ころころ広場」へ行って、腹ごしらえです。後の時間になるほど人が増えると思ったので、17:45頃には広場に到着しましたが、これは正解でした。
18:00近くなると、どの屋台も列ができるようになり、置いてあるテーブルなどもほとんど空きがなくなってしまいましたから。
食べたものについては、ぷかぷかが別の記事で紹介しているので、そちらをご参照ください。
夜の動物園を探索
甘味も取って十分に腹が満たされたので、いよいよ夜の動物園を探索です。
とはいえ8月なので、18時を過ぎてもまだまだ明るいです。
この時点では、まだ「夜の動物園」という雰囲気はほとんどありません。
スタッフさんの話によると、普段は夕方で閉園となるため、もともと夜行性の動物以外は「部屋に入れてくれー」と室内へのドア付近に集まってしまい見づらいことも多いそうです。
カピバラもオカピも、ライオンもかな?ドアの前に立ってる動物は確かに多かったね。
ナイトズーラシアが始まって2週目、3週目と経過するほど動物も慣れてくるそうなので、いろんな動物を見て回りたいなら8月後半のほうがよさそうです。
こちらはわくわく広場。18時には閉じられてしまうため、ナイトズーラシアの時間帯はほぼ遊ぶことはできません。
サバンナのエリアへ向かうにつれて、次第に薄暗くなってきました。日が沈んだあと、いわゆるマジックアワーの時間帯は不思議な世界になりますね。
電灯は各所に点いていますが、19時近くなると周囲もだいぶ暗くなってきて、大勢の人出がなかったらかなり寂しい雰囲気かも?
ころころ広場付近で「自分だけのZOOランタンを作ろう!」という工作教室も開催されているので、子供さんと一緒ならランタンを作ってから回るのがオススメです(材料費500円程度)。周囲が暗くなるほどに手元のランタンが輝いて、より一層不思議な感覚を味わえますよ。
「ズーラシアといえば」のオカピは屋内でうろうろしてました。電気のついている場所は、動物の様子もだいぶ分かりやすいです。
これは、イノシシだったかな。向こうでご飯食べてました。
道が分かれる場所には、蛍光色の道案内が設置されています。
途中にあるお店の前などには、動物型のイルミネーションも。
木には動物のランタンが下がっています。これはカワウソかな?
「アフリカのサバンナ」エリアに到着。時間帯的にかなり薄暗くなったのもありますが、どこか知らない国に来たような感覚にも。(遠くに送電線が見えなければ、ほぼサバンナかも)
「アフリカのサバンナ」エリアはかなり広く、周囲をぐるっと回れるようになっています。キリンやシマウマが悠々と歩いていたり、あるいは急に走り出したりと、狭い動物園では見ることのできない光景を垣間見ることができます。
主要な通路には、イルミネーションでラインが引かれているので、暗くなってからもどちらに進めばよいのか分かりにくい状況はあまり生じません。
それでも、19:30近くなれば空もかなり暗くなってきますから、薄暗く幻想的な雰囲気に。
夜の時間帯は、どの動物のエリアもよく見ないと動物がいることに気づかなくなってしまいます。ライオンのコーナーも、最初はどこにも居ないと思ったのですが……。
よく目をこらすと、薄暗がりに、こちらのほうを伺っているライオンが。
このときは、スタッフの方が「ライオン見えますか?もっと見やすいように、柵のすぐそばに骨を落としてみますね!」と仰ってくれて、上から骨が投げ込まれました。
すると、ライオンが凄い速さでこちらに駆けてきて、目の前でバリバリと骨をかみ砕き始めました。
暗がりで、すぐ側にライオンがいて、さらに「バリバリッ」という音が聞こえてくるというのは、昼間の動物園では体験できない臨場感。
たてがみがモジャモジャすぎて、大きな毛のかたまりがうごめいてる感じ!
隣のメスライオンのコーナーは、屋内で電気も点いていたので写真が撮りやすかったです。というか、夜の動物園で写真を撮るならそれなりのカメラと夜間撮影用の設定が必須ですね。
さすがネコ科、ガラスで遮蔽されてさえいれば可愛いもんです。
動物園の記事なのに、暗くて動物の写真がほとんど無い……ので、ライオンちゃんをもう1枚どうぞ!(ごまかす)
これはミーアキャットかな、ズーラシアのスタッフさんが餌をあげてくれたので、見やすい位置に集まってきました。
どの動物もコーナーもそうなのですが、スタッフ(飼育員)さんが動物の名前を呼んで近くに呼び寄せてくれたり、餌をあげて動きを出してくれたりするので、動物のほとんどが暗がりでよく見えないといった事態はおこりません。
もらえるチラシに「飼育員のとっておきタイム」が掲載されていて、これを確認するとナイトズーラシアの時間帯にどの動物が見やすいかがわかります。
動物をしっかり見たい人なら、「とっておきタイム」の実施スケジュールに合わせて、園内を移動していくのも手ですね。
飼育員のとっておきタイム(2018年)
16:30~ | アムールヒョウ |
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17:00~ | インドライオン チンパンジー |
17:30~ | インドゾウ |
18:00~ | ホッキョクグマ |
18:30~ | マレーバク カピバラ ライオン |
19:00~ | アカカンガルー リカオン |
19:30~ | オカピ |
ズーラシア夜市のベトナムランタン
さて、サバンナを一周してもとの「ころころ広場」に戻ってみれば、日もすっかり落ちて全く違う雰囲気に。異国の村かバザーに迷い込んだようです。
無料休憩所(ころこロッジ)の前には、多数のベトナムランタンが下げられているので、幻想的です。
色とりどり、めっちゃ綺麗!
ズーラシアの入口に戻れば、そこにも動物のイルミネーションと多くのベトナムランタンが。帰りのバスの時間まで、のんびりランタンを見て過ごしました。
夜の動物園は、昼間とは違った雰囲気を楽しめるので、ぜひ一度足を運んでみてください。
「夏の日中は日差しが強くて暑すぎるから、できれば日の傾いた夕方からどこかに出かけたいな」という人にもピッタリです。
園内がそこまで混雑してないから、若人はランタンの光に照らされつつのデートで、ゆっくり回っていい雰囲気になるのもよし!
以上、じょなでした。
帰りは閉園まで園内にいるよりも、少し前に退園するほうが、復路のバスがあまり混雑しないのでオススメです。
あと敷地が広くて緑が多いから、携帯用の虫除けは持って行ったほうがいいですよ。