プロ野球シーズン中、横浜スタジアムでは毎週1、2回の頻度で観戦していますが、昨夜は初めてエキサイティングシートに座ってみたのでその感想を忘れないうちに。
ところで初っ端から話題が逸れますが、昨日は熊本の震災の募金活動で会場直後に選手が募金箱を持ってゲートに並んでいました。1ゲートは田中浩、宮﨑、白根、乙坂選手で、募金後にハイタッチしての入場。実はこれが昨夜、一番エキサイティングだったかも?一軍選手と何人も同時にハイタッチなんて、なかなかできる機会ありませんよね。
入場後、2ゲート前を通過したら、こちらは山下、桑原、三上、荒波選手でした。
初めてエキサイティングシートを取った経緯
プロ野球を観戦するときは、全体的な状況がある程度客観的にわかりやすく、かつ、のんびり飲食しながら観戦できるスタジアム上半分の席が好きです。そのため、これまで横浜スタジアムで観戦するときも、内野指定席B(ハマスタの内野指定席Bは観客席上部のほうにしかない)、ネット裏のA(一番上のほう)、あるいはホーム寄りの内野指定席Cの上のほうでの観戦が主でした。
そしてエキサイティングシートというと、かなりコアなファンがまさに「最前列から観戦!」ってイメージで、正直そこまで熱く観戦するほどではないなぁと思っていたんですが・・・今回は何度も一緒に観戦している知人の提案で、初めてエキサイティングシートの予約を入れてみることに。
いつもネットの予約は一塁側即完売となるのは知っていたので、今回はチケット発売時間にPC前で待機して、発売と同時に(例のアクセス制限をくぐり抜けながら)なんとか前のほうの席をゲット。
で、結論から書いてしまうと、やっぱり「スタジアムの席は実際に座ってみないと分からない!」でした。
想像していた雰囲気と、実際に座って観戦した雰囲気が結構異なるものだったりして、年に何回かはエキサイティングシート付近で観戦するのもいいかもなと思わされてしまいました。
不運にもプレイボール前まで激しい雷雨
さて、エキサイティングシートといえば試合前の時間に選手が何名か、サインしてくれるために訪れてくれることが多いのでも有名ですよね。横浜DeNAベイスターズはファンサービスが凄いなぁと、これまで何度となく他の席から目にしていた光景。
で、今回せっかくエキサイティングシートに座るなら!と、珍しく気合いを入れて会場直後からスタジアム入りしてみたのですが・・・。
残念なことに、この日は会場2時間ほど前から激しい雷雨。なんとか最前列の並びに場所を確保できたものの、しばらく経ってからサイン会は中止ですとの場内アナウンスが。我ながらタイミングが悪いっ。
ヘルメットとグローブは貸し出してくれる
エキサイティングシートといえば、皆で被っているあのヘルメットが(テレビやネット中継を通しても)また印象的ですよね。
そのヘルメットですが、グローブと合わせて袋に入れられて、各席にセットされていました。ヘルメットには「消毒済」と用紙が貼られていて、これならきれい好きな女性ファンも安心ですね!?
ちなみにこのヘルメット、頭の大きな私にはちょっと小さくて、上から叩いたりしてなんとかギリギリで被っているような状態だったのですが・・・。周囲の慣れてる人を見ていると、係員の人に言って大きなサイズのヘルメットと交換しているようでした。
私と同じく、頭が大きなことで悩んでいるファンは相談してみると良さそうです。
ちょっと話が逸れますが、頭のサイズが大きいと野球帽もほとんど選択肢が無くて悲しいですよね。せっかくベイスターズはベースボールキャップの種類が豊富なのに、結局サイズの用意されている普通の(チームと同じ)帽子しか被れません。
ヘルメットやグローブは持ち帰ってしまう不届き者がいるのか、試合終了後にエキサイティングシートのエリアから出るとき、係員の人から荷物検査がありました。
当たり前だけど選手が近い!
この日は結局、スタジアムに到着して1時間以上は雷雨との戦いに明け暮れるだけに時間を費やしたのですが、試合開始直前には青空も覗くようになってきました。(もうちょい、早く晴れてほしかったなぁ)
選手もフィールドに出てきて、ようやく「選手が近い!」というエキサイティングシートの醍醐味が味わえることに。左を見れば筒香が間近に!
前を向けば目の前に、現在セ・リーグ首位打者の宮﨑が!
梶谷が!
ロペスが!
といった感じで、内野指定席BやCとは全く異なる選手との距離感。なんて写真が撮りやすいんだ。
これまで内野指定席FAやFBで観戦したことはありましたが、フィールド(ファウルゾーン)に張り出しているエキサイティングシートは、それらの席とまた違った臨場感・雰囲気が味わえます。
スターマンも近っ!というか近すぎ。
いまさらながら、キララがやけに可愛く見えてしまうドキドキの距離感。(吊り橋効果)
同じエキサイティングシートでも座る位置で見やすさが異なる
プレイボール後は雨も上がって、レインコートを脱いで普通に観戦。今回取った席はかなり前より、かつ向かって左側が通路の席だったので、ホームベース付近もピッチャーマウンド付近も、特に遮蔽物なく見通すことができました。
もっとも、エキサイティングシートは内野指摘席A、B、Cあたりと違って席に段差がないので、座る位置によっては自分より前列で観戦する人のヘルメットで、視界のかなりを遮られてしまう可能性も高そうです。特に座高の低い子供や女性が、エキサイティングシート後ろ寄り、かつ外野寄りで観戦する場合などは、その危険が高そう。
ファウルボールは1回も飛んで来なかった
エキサイティングシートといえば、他の席やテレビで観戦しているときは「ライナーでファウルボールが飛び込んでくる!」というイメージの強い席でしたが、そのあたりは試合展開に大きく左右されますね。
この日は両チームともピッチャーの好投で結果1-0の投手戦だったこともあり、1塁側のエキサイティングシートにファウルボールが飛んでくることは、ライナーもフライも一度もありませんでした。
ファウルボールは飛んで来なかったものの、イニングの合間にキャッチボールをしていた乙坂選手が、エキサイティングシート付近にボールを投げ込んでいくことが多々あったので、イニングの合間も気が抜けません。
近くに座っている子供は、この投げ込まれるボールをキャッチする機会が多いため、かなり楽しんでいる様子でした。
リリーフカーが間近を通る
そうそう、この日はウィーランドが8回まで0点に抑える展開で中継ぎ投手の出番がなかったのですが、最後の抑えで山﨑選手が登場するときは、エキサイティングシートならではのリリーフカーの近さを、ちょっとだけ堪能できました。(慣れなくてシャッターチャンス逃した)
内野指定席FCのあたりもそうだと思いますが、ピッチャー交代となると最前列はブルペン方向を覗くファンや、写真を撮るファンで埋まります。
前述のとおり、試合は辛うじてベイスターズの勝利。ゲームセットと同時に、エキサイティングシートに座っている人たちのほとんどがダーッと一斉に前へ押し寄せていったのが驚き。
ヒーローインタビュー選手とのハイタッチ
この日は梶谷&ウィーランドがヒーローインタビューでしたが、前に行かないと平坦なエキサイティングシートではヒーローインタビューが全く見えませんし、また恒例の選手とのハイタッチも出来ません。ダッシュでの場所奪取は、このためだったんですね。
勝利後のビクトリーセレブレーションも、間近かつ見上げるような角度から。
横浜スタジアムで初めてのエキサイティングシートのまとめ
ということで、初めてのエキサイティングシートは雷雨から始まって試合開始前は結構大変かつ少々残念な状況となりましたが、勝利後の諸々も体験することができたので全体としてはなかなか楽しい経験でした。
1塁側の(そらく3塁側もかな)エキサイティングシートあたりにファウルボールが飛んでこない展開、かつ選手が間近までボールを追ってくるといったシーンも全くなかったので、そういった意味での「エキサイティング」感は少し薄かったかもしれません。
が、張り出しているファウルゾーンから観戦するというのは、それ以外の席とは結構違った雰囲気を味わうことができたので、繰り返しになりますが「思っていたのとは結構違った」「またここで観戦してみたい」と思わせてくれる席だったのは確かです。
この席のデメリットは?
最後に敢えてエキサイティングシートのデメリットに触れるとすれば・・・。
そうだな、場所によってはホームベースやマウンド付近が前列ヘルメットで死角になってしまう可能性があることは前述の通りですが、それ以外には飲食物を調達にコンコースへ戻る道程が長いこと、夏場はヘルメットが暑くて蒸れること、経験はしませんでしたがライナーのファウルが飛んできたら相当怖そうなこと、ヒーローインタビューが観にくいこと、あともし貴方がdianaのファンならば角度的にFA席前列付近のほうが正面なのでより楽しめるかも、といったところでしょうか。
下の写真のように、エキサイティングシートからだとdianaのパフォーマンスは、ほぼ真横から見ることになります。
既に今シーズンの1塁側エキサイティングシートは売り切れていると思うので、また来年、あらためて取ってみるつもりです。
ではでは、今回はこの辺で!
以上じょなでした。